十二国記という小説をこれから読もうと思ってる方へ
令和元年の秋に発売される十二国記の新刊。
30年ほど前に始まった物語の本編がどう完結するかとても気になります
小野不由美先生の書かれるお話しは、ファンタジーでもホラーでもだいたいミステリーの様な構成で書かれているので、下手に色々話しをしてしまうとネタバレどころか犯人まで教えてしまいかねない危険性を孕んでいます。
なので勧めしたい時に、いつもどうやって説明していいか迷います
十二国記は少女小説として始まりましたが、内容は少女小説の域をはるかに超えた作品として愛され続けてるようです。
老若男女問わず年齢を超えて心に響く小説です。
十二国記を初め小野先生の書かれた作品は、宣伝もそれほどされていないのにも関わらず、色々な漫画や小説、作家さんに影響を与えている気がします。
もちろん、小野先生自身も色んな方の影響を受けているとインタビューなどで話されていました。
文章も言葉も漢字の使い方も独特で綺麗で小説だからこそ読む価値があるような気がします。
もちろん山田章博画伯のイラストも素敵過ぎて物語の世界観を描かれています。
ファンタジーなのにリアルで奥が深く、政治問題にもむコアな内容ですが、子どもでも解るようにものすごく吟味された内容です。
学校では習えてもらえない、現実や生きる意味を教えてくれるようなバイブル的作品だと思っています。
あえて言うなら、夢見がちな少女の心に一刀両断を入れ、目を冷まして、現実に導いてくれるような作品です。
読む前に色々聞かされると読みたくなくなったり、反発する気持ちになりやすい場合もあるし、本当は何も考えずに何も知らないままに読むのが一番いいのかなと思います。
読む順番としては、どこの巻、アニメなどから入っても大丈夫みたいですが、お勧めは原作の「魔性の子」→「月の影 影の海」です。
とにかく、「月の影 影の海」の後半までは読むことをお勧めいたします
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